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冨澤ヒロユキ Webコーディネート

学生の頃、東中野に住んでいた。

普段は商店街を抜けアパートに帰るのだが、春になると線路沿いを通って帰る。
中野に向かうその道には、土手一面に菜の花が咲き、それに覆いかぶさるように桜並木が続く。
大きな夢、小さな夢、ほどほどの夢をいだきながら歩いた。

サクッ。
口の中に菜の花の香りが広がった。そしてモチッとした食感。

まるで、春を待つ蕾みのように希望に満ちあふれた小さな春が詰まっている。

またいつかあの道を歩いてみよう。

そんなことを想いながら二本目の春巻きを口に入れた。

 

 春巻きノ巻